講義日程-2008年度夏学期

応用音響学

内容

音声分析、音声符号化、音声認識、音声合成、音響信号処理、音声対話システムなどに関連する基礎知識について講義する。これらの音声・音響技術は、日本が世界をリードした分野であり、さまざまなキーアイディアが集積されている。応用としては、携帯電話やMDやMP3などの音声音楽情報圧縮技術などは確立しており、音声認識技術や音声合成システムなどは、まだまだ人間には及ばないものの高度な情報処理技術である。これらの分野は、スペクトル解析、パターン認識、確率モデル、統計学習、最適解探策などの基本概念とアルゴリズムの集積である。本講義では、これらの技術の基礎になる知識と概念の習得を目指す。

  1. 音声信号とは? (音声学の初歩、ピッチとフォルマント)
  2. 音声分析 (音声スペクトル、ケプストラム解析、線形予測(LPC)分析、偏自己相関(PARCOR)分析、線スペクトル対(LSP)分析)
  3. 音声符号化 (スペクトル距離、ベクトル量子化、音声圧縮伝送)
  4. 音声認識 (動的計画法(DP)マッチング、隠れマルコフモデル(HMM)、モデル学習、経路探索、言語モデル)
  5. 音声合成 (アクセント型、音素片、テキスト音声変換)
  6. 音声対話システム (対話システム、音声対話擬人化エージェント)
  7. 音響信号処理 (多チャネル音響信号処理、マイクロフォンアレイ)

トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS