情報論理 †
- 担当:萩谷昌巳教授
- 2.0単位
- 10:15-11:45 化東236
- 評価:出席,中間試験,期末試験
http://nicosia.is.s.u-tokyo.ac.jp/~hagiya/#lecture
内容 †
- 2項関係 R
- 反射的:,最小の反射的閉包:
- 推移的:,最小の推移的閉包:
- 対称的:,最小の対称的閉包:
- 反対称的:
- 命題論理:
- 一階述語論理:
- コンパクト性:論理式の集合に対して,その任意の有限部分集合が個別に充足可能ならば,集合全体を同時に充足可能
- 完全性
- 弱い完全性:が充足不能
- 強い完全性:
- 健全性:
- 帰納的関数
- 原始帰納的関数
- zero():定数0
- 後者関数S
- 射影関数pr
- 合成:
- 原始帰納法:
- 部分帰納的関数
- KleeneのT述語
- T(e, x, y) = 0 (if y はチューリング機械 e が入力 x で実行されたときの実行過程)
- T(e, x, y) = 1 (otherwise)
- チューリングマシンの停止性判定
- h(p(e,x))=0 (if )
- h(p(e,x))=1 (otherwise)
- hは計算不能
- hが計算可能であると仮定すると,h(p(x,x))=0ならば停止せず,h(p(x,x))=1ならば停止するようなチューリングマシンMを構成することができるが,MにMのインデックスを入力すると矛盾する.
- 帰納的集合
- 機能的に加算
- 帰納的
- Rとの両方が帰納的に加算
- ゲーデルの不完全性定理
- ω無矛盾
- が証明でき,が証明できるような論理式A[y]が存在しない.
- ω矛盾かあちゃん
- 母親「あれはしちゃだめ、これもしちゃだめ…」
子供「ねぇ、何かしていい事はあるの?」
母親「ええ、あるわよ。でもあれもだめ、これもだめ…」
- ゲーデルの不完全性定理
- 算術の演繹体系がω無矛盾であると仮定すると,もを証明することはできない.
過去問 †
- 1.を満たす最大のyを返すような関数f(x)=g(x,x)を原始帰納法を用いてあらわせ.
- 解
- 2.停止判定のチューリングマシンが存在するならば矛盾する