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をジョルダン標準型に
に標準化すると、
![L[\exp(Jt)] = (sI-J)^{-1}](./cache/8c913b3e4503d231d04beae52279444a.mimetex.gif)
![L[\exp(At)] = L[T^{-1}\exp(Jt)T] = T^{-1}(sI-J)^{-1} T = (sI-A)^{-1}](./cache/c0a7dd1877c3f3d84b17589175e432f1.mimetex.gif)
をラプラス変換すると
について、
となる点を平衡点と呼ぶ。
に対して、
からの距離が
未満である初期値から時間を進めたときに、
からの距離が
未満に留まるような正数
が存在するなら、その系は安定。
で
に収束するなら、その系は漸近安定であるという。
について、![Tx = T\exp(At)T^{-1}Tx[0] = \exp(Jt)Tx[0]](./cache/05c778554753be3ae43630c097488470.mimetex.gif)
の安定性と
の安定性は一致する。
の固有値の実部が全て負ならば、
は原点に漸近安定。
について、
となる正定値行列
と対称行列
について、
が漸近安定であることと
が正定値であることは同値。
が一意であることは講義では証明略。
として
を選ぶと、正値対称。
ならば、左辺は
になるから、
は
の正値対称な解になっている。
が、実部が非負の固有値を持つなら、その固有値・固有ベクトルを
として、
から、
だが、各項が正なので、
には実部が非負の固有値は存在しない。
は
の転置

と変数変換すると、各係数は

をジョルダン標準形に直すと、状態方程式をジョルダンブロックごとに