[[らくがきページ2]] *ぷよぷよをやろう! [#f5dfbcc9] どうやら数理のごく一部でぷよぷよが流行ってるみたいです. そんな彼らを支援すべく,ぷよのページを用意しました. さあみんな,この夏は院試という現実など忘れて,ぷよという魅惑の世界に身を投じよう! -ぷよぷよって何?な人は「ぷよぷよ」でググってみましょう. -今からぷよぷよを買うなら「ぷよぷよ!15th anniversary」がおすすめです. フィーバールールだけじゃなくて「ぷよぷよ通」ルールも搭載されてるのがいいところ. -DS, PSP, Wii, PS2の各機種で好評発売中! -※DS版のみWi-Fiでの通信対戦に対応. とりあえず数理の教室でぷよにさわってみたい人は,K.TくんとかT.TくんとかYくんに声をかけるといいと思います. *ぷよのどこが凄い? [#s3d6a2d2] -ルールは簡単. -ぷよを4個組にして消していくだけ. -消えたら上にあるぷよが落下するから,連鎖で消していくこともできる. -連鎖して相手におじゃまぷよを送って相手フィールドを埋めたら勝ち. -それだけなのに奥が深い.そして楽しい. -一般化してもNP完全。~ →http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kyodo/kokyuroku/contents/pdf/1426-24.pdf *ぷよは格ゲーである [#b8136f3b] -ぷよはパズルゲーであるとともに対戦型ゲームでもある. -ぷよには弱攻撃,強攻撃もあれば牽制も防御もある. -うまい人は相手の攻撃を読むし,フェイクだって入れる. -そんなぷよは,もはや格闘ゲームと変わらない. -パズルゲーなのに格ゲー. -それがぷよの凄いところ. というわけで,ぷよらーを目指す人へのアドバイスを用意. -全て「ぷよぷよ通」ルールで遊ぶことを前提に書きます. -それと,ぷよの攻略サイトはすでにたくさん存在しているので,適宜リンクを貼りつつ解説するスタイルで行きます. -特に,http://wiigame.hp.infoseek.co.jp/game/puyo/のサイトが詳細かつきれいにまとまっていてオススメです. -特に,http://alg-d.com/game/puyo/のサイトが詳細かつきれいにまとまっていてオススメです. *アドバイス1. 全くの初心者へ [#m72f98fd] まずは3-1階段を組めるようになろう. -http://wiigame.hp.infoseek.co.jp/game/puyo/rensa1.html -http://alg-d.com/game/puyo/chain1.html -5連鎖までスムーズに組めるようになったら上出来. 次にやるべきなのは,簡単な連鎖尾. -http://wiigame.hp.infoseek.co.jp/game/puyo/rensa8.html -http://alg-d.com/game/puyo/chain8.html -これで階段5連鎖に加えて+1連鎖,+2連鎖くらい伸ばせるようになったら相当強くなる. 最後にやるべきは,折り返し. -http://wiigame.hp.infoseek.co.jp/game/puyo/rensa3.html -http://alg-d.com/game/puyo/chain3.html -これで7連鎖とか8連鎖とか9連鎖を打てるようになる. -しかし注意すべきなのは,階段の折り返しは隙が大きいということ. -つまり,相手に3連鎖くらいのジャブを打たれると連鎖が埋まってしまう可能性が高い. -ジャブ(つぶし)が得意な相手には,折り返しはあきらめて連鎖尾で対抗した方がいい. -あとは,階段を組む早さも重要.ほぼ下を押しっぱなしで組めるようになるべし. これが全部できるようになったら,ぷよ初心者は卒業だ! *アドバイス2. 初級者になってからの課題 [#w19b4fd8] まずは階段連鎖を卒業すること. -鍵積みと挟み込みができるようになろう. -http://wiigame.hp.infoseek.co.jp/game/puyo/rensa2.html -http://alg-d.com/game/puyo/chain2.html -鍵積みと挟み込みで9連鎖くらいを階段以上の速さで組めるようになったらOK. -そして頑張れば10連鎖~13連鎖まで伸ばせるようになったらぷよ初級者の仲間入りだ. ここから先は,とりあえず上のレベルの人が何をやっているのかを知ることが重要. まずはぷよらーがよく使う用語から. -ツモ --落ちてくるぷよの2個組のこと. --使用例:これはひどいツモ. -ネクスト,ネクネク --それぞれ次に落ちてくるツモ,次の次に落ちてくるツモのこと.ぷよぷよ通ではネクネクまで画面に表示されている. --使用例:(このプレイヤーは)相手のネクスト,ネクネクまで見ているレベル. -発火 --連鎖を発動すること. --使用例:これは発火せざるを得ない. -発火色 --発火できる色.もしくはその色を含んだツモのこと. --使用例:発火色がこない! -本線 --自分が意図して組んでいる中で最も連鎖数の大きい連鎖のこと. --使用例:本線を発火する. -返す --相手より大きな連鎖を打つことで,一度相手から送られてきたおじゃまぷよを全て相殺し,相手に送り返すこと. --使用例:(相手の本線より自分の本線がぎりぎり上回って)返した!! -暴発 --本線発動中に,予想外のぷよがキーとなるぷよを消し,(本線が)途中で止まってしまうこと. --使用例:(このプレイヤーは)最後まで暴発に気づかなかったか. -先打ち --相手より先に本線を発火すること.こちらの本戦発動中に相手は本線を伸ばすことができるため,基本的には不利.しかし上級者の場合,相手の本線の修正困難な暴発を見抜いて敢えて先打ちすることもある. --使用例:この先打ちは博打. -後打ち --相手に先に本線を発火させ,その間に着々と自分の本線を伸ばしてから発火すること.ぷよでは基本的に後打ちの方が有利なため,後打ちを狙うための戦術が数多く生み出されている. --使用例:後打ちにこだわりすぎて結局発火できずに死亡. -セカンド --本線を先打ちした後,後打ちした相手の本線が発動している間に組む連鎖のこと.本線で返されてもセカンドで再び返せることもある. --使用例:セカンドで8連鎖とかw(すごすぎる) -ダブル,トリプル --それぞれ2色同時消し,3色同時消しのこと.x連鎖ダブルと言えば,x連鎖目がダブルであることを示す. --使用例:12連鎖を11連鎖ダブルに返された. -2ダブ,2トリ --それぞれ2連鎖ダブル,2連鎖トリプルのこと.特に2ダブは手軽で,なおかつ連鎖時間の割に送れるおじゃまぷよの量が多いので,後述の催促やつぶしに多用される. --使用例:俺は昔2ダブを連発する兄貴に負けまくったことがある. -ヘルファイア --2トリ程度以上に大きな2連鎖のこと.岩ぷよ1個程度が目安.アルルの「えいっ(1連鎖),ファイアー!(2連鎖)」のボイスだけでいきなり大量のおじゃまぷよが送られてくるのでヘルファイアと呼ぶ. --使用例:ヘルファイア自重w -副砲 --本線の他に用意された小さめの連鎖のこと. --使用例:この時点ですでに副砲が用意されている. -催促 --副砲や2ダブなどである程度の量のおじゃまぷよを相手に送ることで,相手に先打ちさせようとする行為.催促された相手は,何らかの連鎖を発動しなければ,おじゃまぷよで即死してしまうか非常に不利な状態になる. --使用例:催促しておいて本線で打ち負けるのは恥ずかしい. -催促返し --先打ちを避けるために,相手の催促を副砲や即席の小連鎖を用いて相殺すること.対処するとか対応するとも言う.上級者同士の対戦でよく見られ,催促合戦となることもしばしば. --使用例:なんでこんなにうまく(催促に)対応できるんだ. -つぶし --2ダブ,2トリやヘルファイア,もしくは3連鎖などの連鎖時間の短い連鎖を打つことで,相手に発火色を引かせる猶予を与えずにおじゃまぷよで埋めること.催促はつぶしを兼ねることになる. --使用例:殺す気満々のつぶし. -隙 --つぶしの入りやすさ.隙がない状態とは,つぶしを打たれても対処できるよう,副砲があったり本線の発火点が複数あったりすること.初級者は連鎖の折り返し部分で隙が出やすい. --使用例:(つぶしが入った動画を見て)今回はちょっと隙がでかかったな. -ごみぷよ --連鎖に使われないぷよのこと.ごみぷよは催促やつぶしとして利用されることが多い.上級者はごみぷよの発生を最小限に抑え,なおかつごみぷよが発生しても催促やつぶしで上手く処理するため,本線を打ち終わった後に残ったごみぷよがわずか1個や2個なんてことも普通にある. --使用例:ごみぷよが多すぎる -止める --故意に暴発を引き起こすぷよを置いて本線を途中で止めること.とっさの催促返しやつぶしに利用される.もしくは,相手に本線を打ったと見せかけるために使用する.この場合,暴発に気づいていない相手はいきなり連鎖が止まったように見えるので対処できずにつぶれやすい. --使用例:今の止めはうまい. -凝視 --プレイ中に相手のフィールド画面を見て相手の状態を知ること.上級者になると,相手の本線の連鎖数,副砲の有無とその連鎖数,隙の有無,暴発の有無などといった情報をコンスタントに得ている.そのため相手の状態に即した対応(相手が副砲を持っていればこちらも用意する,隙があればつぶしを打つ,相手に修正困難な暴発があれば先打ちするなど)を行うことができる. --使用例:○○(上級者の名前)の凝視は半端ない. -堀り --おじゃまぷよがたくさん積もった状態で,下に埋もれた本線を掘り出すこと.単純におじゃまを1個ずつ削っていくのではなく,上手く連鎖の途中でおじゃまを消して本線に繋げるのがポイント. --使用例:さすが堀り全一なだけある. -合体 --本線と第二折り返し付近に作成した副砲を合体して大連鎖を完成させること.これにより,催促に対処できる状態を維持しつつ,なおかつ第二折り返しの隙を無くした状態で大連鎖を組むことができる. --使用例:何という美しい合体. -リバーシブル --左からの発火でも右からの発火でも同程度の連鎖数を持つ本線のこと.発火点が二つあることになるので隙が少ない上,相手がそのことに気づかないこともある.特に連鎖が繋がっているのが見やすい方と逆側の発火点から発火することを逆発火という.最近の上級者同士の対戦でよく見られる. --使用例:(相手が逆発火するのを見て)リバシだったのか. -キャンセル --ぷよは置いたときに「ぷよん」というモーションをするが,ある条件を満たしたとき(たとえば,置く直前に横移動するなど)にそのモーションが消えて,結果的にぷよを置くスピードが(わずかに)速まる.しかしこれを成功させるにはフレーム単位のタイミングが必要なため,成功させるのはきわめて難しい.常用はできないが,窮地で成功させると救われることがある.重要度は低い. --使用例:ここでキャンセル使うとか失敗するの怖くないのか. -回し --ぷよを回転させながら画面外(13段目)にぷよを置くこと.ぎりぎりまで連鎖を伸ばすときやおじゃまで埋められたときに活躍する.難易度は高めだが,練習すれば誰でも使いこなすことができる.重要度はわりと高い. --使用例:今の回しうめー. -4強 --全国1位~4位の人のこと.現在はくまちょむ(服部),ALF,かめ,kuroro(高橋英樹)の4人とされる.4強の対戦動画はニコニコ動画でたくさん見られる. -ミスケン(三須健太郎) --2004年に引退した伝説のぷよらー.全盛期は負け知らずで,当時の現4強に対しても圧倒的な強さを誇っていた.合体の開発やセカンドの研究でも有名. では,実際に初級者~上級者はどんな技を使っているのか. -一般に初級者中級者などの分類は2ちゃん等の掲示板において不毛な議論とされるが,ここでは目安のために書いておく.なお,最近のDSのWi-Fiは非常にレベルが高いので,それに従って分類のレベルも高くしている. -(分類基準は完全に筆者の独断なので注意.また,筆者自身は初級者のため正確さは保証できない.) -初心者 --基本的に階段しか組めない.他に組めてもせいぜい鍵積み. --もしくは我流連鎖を組むが,その場合の連鎖数はせいぜい7止まり. --折り返しや連鎖尾を使って,8連鎖とか9連鎖くらいなら頑張って作れる. -初級者 --伸ばし合いになれば10~13連鎖くらいまでなら組める. --典型的な連鎖形は一通り組めて,序盤~中盤は下をほぼ押しっぱなしで組める. --折り返しの隙は基本的に小さいが安定せず,隙が大きいこともよくある. --ごみぷよをつぶしや催促で処理することができる. --ときどき相手の画面を見るだけの凝視はできるため,そこそこの精度でつぶしや催促に対応できる. --明らかに博打な先打ちはしない. --相手に本線を発火されたとき大まかな連鎖数を判断して,その間に自分の本線を伸ばすことができる. -中級者 --連鎖尾と第一折り返し部分の伸ばしが多彩なため,伸ばし合いで12連鎖以上が安定して組める. --折り返しの隙が安定して小さい. --ちぎりが少ない. --相手の隙を見てつぶしや催促を入れられる. --催促やつぶしに対応する技術が多彩で,仕掛けられてもかなりの精度で返すことができる. --相手の序盤の置き方を見て自分の置き方も変えることができる.(たとえば相手が速攻をしかけられる形になっているときは,それに対応できる形にする.) -上級者 --催促の少ない伸ばし合いでは,13連鎖~15連鎖,もしくはダブルやトリプル以上の11連鎖,12連鎖が普通に打てる. --リバーシブルや合体などの技術を自然に使いこなす. --ちぎりがほとんどない. --ぷよが上の方まで埋まってもほとんど下入力しっぱなしである. --回しや(人によっては)キャンセルなど,窮地のときに活躍できる小技をきちんと成功させる. --つぶしや催促は相手のネクスト,ネクネクまで見た上で打つこともある. --凝視が正確なため,つぶしや催促に対して無駄のない対応ができる. --凝視と連鎖の伸ばしが上手いため,後打ちのときに相手の連鎖が終わる直前まで効率よく連鎖を伸ばすことができる. -4強レベル --完全な上級者であることに加えて,何らかの持ち味がある.たとえば,ハイレベルなプレイを非常に安定してできる(くまちょむ),相手に凝視されにくい奇妙な形の連鎖を組む(Alf),大連鎖とおじゃまぷよを掘り出しての連鎖が強い(かめ),など.ミスケンはセカンドが異常なまでに得意だった. ざっとこんな感じだ. -上に書いた技たちが実際にどんなものなのかは動画で見て確認しよう. -ニコニコ動画で「ぷよぷよ通」タグで探すか,4強の名前で検索するとたくさん出てくる. -初級者を脱するのは意外と大変. -とにかく典型的な技術をたくさん吸収して,中級者へ近づいていくべし. -(以降の内容は不定期にコラム形式で更新予定.) -(あくまで予定であって実際に更新されるとは限らない.) - [[使えそうな連鎖]] //院試の勉強しろよ //院試?なにそれ連鎖尾の名前?